NUTRO-改 [NUTRO002]

●サイズなど
護符本体（ラミネート後のサイズ）：縦：95ミリ/横：65ミリ
付属容器サイズ：縦：95ミリ/横：62ミリ/高さ：18ミリ
容器材質：ブリキ（中に鉱物粉末及び樹脂を含みます）
※スライドケースの蓋は開かないよう接着されています。
　無理やり開けようとはなさらないで下さい。

※今回の品は材料の一部として、『運を集める力を強くするオイル』を使用しておりますので、
　 下手に蓋を開けると大惨事になりかねません。ご注意下さいませ。


このアイテムには、『人の想い（その想いの方向性は問わない）』というものを、
『通常よりも長期間にわたり保持する（蓄えたままの状態にしておく）ことに役立つ材料』を2種使いました。

　
術なんてものは、小さなバケツで必死に水を汲んで、
シーソーの片側に乗っかってる穴の空いたデカイ容器にどんどん水を注いでいくようなものなんですよ。
やがてシーソーが釣り合いますが、そこで諦めずにさらにもう一押し水を注いで、
ついにシーソーが反対側へと傾いた時、初めて術が「発動」するのだと思って下さい。
（もちろん、『意識のON/OFF』という作業も術の発動には欠かせませんが。）
　
自分が1回に出せる出力を上げることは重要です。
先ほどのたとえで言うと、一度に注げる（運べる）水の量を増やすようなものです。
そうすればより少ない作業量・より短い期間で術を発動させられますからね。
ただし、注いだ水はいつまでも溜まりっぱなしでいてくれるわけではありません。
時間の経過と共に少しずつ消え失せてしまいます。
 
だからこそ、
『人の想いというものを、通常よりも長期間にわたり保持する（蓄えたままの状態にしておく）』ことは、
効率よく術を行うことにおいて、非常に重要なことなのです。

●商品説明
このアイテムのコンセプトは少々ややこしいですので、順を追ってご説明いたします。

まず、このアイテムは「運吸収系」「運補給系」です。
ただし、『黒蓮』や『運吸収要ターゲット』のように、
運の補給元となる対象者を定めて、その対象者にとっての「呪い」になるよう使用するというよりは、
ただ漠然と運を集めてその所持量を増やすことにより、使用者の運の保持量をUPさせるために
お使いになったほうがいいでしょう。
もちろん、対象者となる者を定めて使用するやり方も出来ないことはありませんが、
それなら『黒蓮』や『要ターゲット』などの呪い用アイテム類のほうが適任だと思われます。
つまり、このアイテムは、第三者への攻撃のために使用するより、
自身の防衛のために使用したほうがその特色が生きてくるアイテムだということです。

運の補給元は特に指定を施してはおりません。
同じく運補給系である『黒鳥の箱』の場合、箱側ですでに指定が行われております。
（特定の指定先から運を取ってくるように事前に指定が施されております）
ですので、黒鳥の箱を使用しながら、「○○さんから運を吸い取ってやれ！」という使い方は出来ません。
このアイテムの場合、供給元の指定は特に行ってはおりませんので、
ただ漠然と、周囲から（←物理的な自分の近辺からという意味ではなく）運を集めることになります。

※よく、「運吸収系を使用すると、自分の家族やペットから運を吸ってしまいませんか？」という
　お問い合わせを頂きますが、結論から申し上げると、それ、赤の他人から運を集めることよりも
　難易度が高いやり方なんです。自分の家族・血族など、その者に何か災いが起こると
　回りまわって自分にも被害が及ぶような者が対象の場合、そうではない相手から運を集めるよりも
　はるかに難易度が高くなるものなんです。なので心配なさらなくても普通は出来ません。
　意図的に、狙ってやった場合ですら、難易度が高いものなんだとお考え下さい。
　（ペットの場合の一例：愛猫から運を奪う→愛猫が病気になる→治療費がかさむ→自分が困る）

上記を念頭においたうえで、
では、このアイテムの『特徴』はなんなのかと申しますと、
「漠然と運を集めることにより使用者の運の保持量をUPする」ことと、
「なんらかの要因による運保持量の低下を防ぐ」ことです。
分かりやすくするために、人間一人一人は、運を保持出来る『容器』を各自1個持っていると仮定します。
その『容器』になんらかの要因で傷がついていて、その傷のところから運が漏れ出していた場合、
どんなに運を注いでもその傷のある場所以上に水位は上がりません。
（漏れ出す量を超える勢いで補給する場合は別ですが。）
このアイテムは、運を補給しつつ、容器についた細かな複数の傷を埋めてゆくので、
結果的にロスが少ない状態になるわけです。
ただし、運容器の「拡張」（要するに容器自体を大きくする作業）にはそれなりの時間が掛かります。
あと、自己価値の低さからくる「容器の小ささ」や「容器の傷」に対しては、
このアイテムでなんとかするより、カウンセラーさんなどにご相談になったほうが話が早いと思われます。
（自分は矮小で価値の無い者だと自分で決めている人間が、自身の運の良さを願うのもおかしな話でしょう？）

あと、もうひとつ。
このアイテムは「幸運を呼ぶお守り」というよりは「不運を回避するお守り」です。
会社で昇進し綺麗な奥さんをもらって一戸建てを手に入れたって次の日車に跳ねられたらオシマイなんですよ。
上記の中で絶対に回避しなければならないことは「車に跳ねられる」ということでしょう？
その優先度は「会社で昇進する」ことや「綺麗な奥さんをもらう」ことよも
その個体にとっては高いことではないでしょうか？死んでは花実は咲かないのですから。
その個体において「致命的」「決定的」になりかねない出来事からその個体を守ること。
それが人生における、つまりこのアイテムにおける、最優先事項です。
ですので宝くじに当たることだけがお望みの方は、それを売り文句にしている別のお守りでもお買い求め下さい。
このアイテムは所持者の運の容器の傷を補修し、日常的な運の保持量をじわじわと上げてゆき、
その所有者の人生において決定打になりかねない致命的な出来事からその所有者を守るために
作られたものです。
…お祭り騒ぎが大好きなこの黒魔道師が、どんな想いを込めてこんな質実剛毅なアイテムを作ったのかを
お察し頂けましたら幸いでございます。

ま、そうは言っても、
人間、ある一定以上の量の運を常に保持するようになれば、
細かい不運はともかくとして、そこそこの「ラッキーな出来事」は多発するようになります。
しかしそれはこのアイテムから見ればただの「副作用」です。
このアイテムはとにかく、所有者の運をある一定の量より下げないようにするために、
出来ることなら現状よりも増やして安定した水準を保つようにするために作られています。
日常的に術を行う方にはうってつけのアイテムだと言えるでしょう。
人生を『砂上の楼閣』にしないために、まずは全てを支える『土台』を強固なものにしよう、
それがこのアイテムのメインコンセプトです。


※ケースには鉱物粉末を始めとする材料を詰め込みますので、
　完成品の重量は結構な重さです。文鎮の代わりとしてご使用頂けます。
　内容物は万一蓋が開いた時のことを考え、樹脂で固めてあります。
　ある程度の水濡れ・水没には耐えますが、それを推奨するわけではございませんので、
　容器の材質を考えても、なるべく皮脂や汗などが付着したままにしないよう
　ご注意下さい。柔らかい布などでお手入れして頂ければ十分です。
　内容物の特性上、火気は厳禁とさせて頂きます。

※このアイテムには専用の使用説明書が同梱されます。
　ご使用になられる前に一度目を通して頂きますようお願い申し上げます。